のんびりまったり思いのままに。
ウィルグレ小話です。
ぼんやりグレルちゃんの独り言。
一人称で初めて書いてみたんですが結構楽しかった(*´∀`*)
お時間ありましたらどうぞ~ノシ 身動きの取れない不自由さに目を覚ました。
辺りはまだ薄暗い上に眼鏡をかけていないので何も見えない。
それでも何とか身を捩り顔をあげた途端に彼の腕の中にいるのだと漸く理解できた。
1ミリの歪みもない真っ直ぐなフレームに常時縁取られた射抜く様な鋭い黄緑色の瞳も今は瞼の裏に隠れてしまっている。1本の乱れもなくピッチリと綺麗に整えられていた髪も無造作に額に落ち、何もない顔はとても穏やかに見えた。
それなのに…
(眉間に皺が寄ってるわネェ…)
普段よりは浅いとはいえ、しっかりと刻まれているソレにアタシは小さく噴出した。
(もう少し気楽にやればいいのに)
…ンーまぁ、そんなことを言おうものなら誰のせいだと思っているんですかってデスサイズで思いっきり頭を叩かれるんでしょうケド
眠る彼の顔をマジマジと見つめ、アタシはそんなどうでもいいことを考えていた。
(どうしてアタシはここにいるのかしら)
今こうして彼が傍らに眠っているのは夢かもしれない―
静寂に包まれた暗がりは意味もなく不安を煽る。
(ネェ、アタシの・・・どこがスキなの?)
馬鹿げたことばかりが頭をよぎりソレを振り払う為に僅かに頭を振った。
冷たく整った顔に触れたい衝動に駆られたが、その瞬間にこの穏やかな寝顔も背中のぬくもりもなにもかもが消えてしまう気がしてただただその顔をみつめるしかなかった。
どの位の間そうしていたかしら…
ぴくりとも動かなかった眉間の皺が緩み冷たい黄緑が少しだけ姿を見せた。
ぼんやりと焦点の合わない潤んだ瞳に見つめられてもアタシは動くことも声を出すことさえもできなかった。
ただじっと自分と同じ色の瞳を見つめ続ける。
冷たい瞳が力なくゆっくりと閉じられ、開いたと同時に首を傾げ彼の額がアタシの額に合わせられた。
突然のことに体温と心拍数が一気に跳ねあがる。
そんなことはお構いなしに彼は犬や猫がするように額を刷りつけ、吐息が触れる程の距離で、漸く一言だけ、目覚ましは…と掠れた声を漏らした。
鼓動を抑えて、鳴ってないワヨとだけなんとか返すと彼は深く息を吐きゆっくりとその瞳を閉じた。覚醒していないにも関わらず、最良の時間の確認方法を選択できるソツのなさに感心する。
アタシももう少し眠ろうかと瞳を閉じかけた所で不意に周りの空気が動いた。
ゆるく背中を拘束していた腕が腰にまわされ引き寄せられる。
まるで抱き枕を抱えるようにすっぽりと抱きしめられ、素肌がぴったりと隙間なく合わさる。
全身を包む温かさと彼の匂いにクラクラと眩暈がした。
どういう風の吹き回しかと張り裂けそうな心臓を押さえて見上げると眉間に皺のないとても優しい顔がこちらを見つめていた。
幻かしらと目を見開いたけれど、胸元に頭を抱え込まれ、もう少し…という声と共に更にシーツ毎強く抱きしめられた。
頭上で規則正しい寝息が聞こえる。
どうしようもなくなって彼の胸板に頬を当てると同じく規則正しい心音が微かに聞こえてきた。普段はスーツに包まれ、か弱くさえ見える体は実際は綺麗に筋肉がつきしっかりとしている。
温かな胸に頬を当て優しい音を聞いていると気持ちがとても穏やかになってくる。
(ウィルにも一応血が通ってるのネ…)
至極当たり前のことを今さら再確認して笑いがこぼれる。
夜明けまではまだ少し時間がかかりそうだけど先ほどまでの不安や寂しさはすっかり消え去ってしまった。
温かい背中にそっと腕をまわし抱きかえしてみた。
そのまま少しだけ体を伸ばして、頬と頬を刷り寄せ隙間なく胸を合せる。
鼓動とぬくもりが溶け合っていくような心地よさと幸福感にうっとりと瞳を閉じた。
「離さないで…この音が止まってしまう時もそばにいさせて頂戴」
夢から覚めて目を開けた時に、またアナタの隣でこの音を聞けますように―
*************************************************
21日の朝に、朝起きてお布団の中でまだ寝てるウィルのお顔をジッとみつめるグレルちゃんに禿げました。何もしないでみてるだけ。んで、どんなんかね~ってぼんやりお仕事しながらぽちぽちしてたら で き た !www
どんなに近くにいても埋められないグレルちゃんの寂しさ心細さを本人は全然そんなつもりはないのに勝手に埋めてくれるウィル…とかわけわからんwww
途中から物凄く大好きで超絶リスペクトしてるお歌の影響を受けまくってます…もう本当に大好き。
(高鳴る鼓動が伝えてく 重なる音と流れる想いを
もう離さないと約束しよう いつでも君が寂しくないように )
…こんな感じ。心拍が止まってしまってもずっと一緒にいればいーよーあーもぉー。゚(ノД`゚)ノ゜。 (あ、この人かわいそう…)
ぼんやりグレルちゃんの独り言。
一人称で初めて書いてみたんですが結構楽しかった(*´∀`*)
お時間ありましたらどうぞ~ノシ 身動きの取れない不自由さに目を覚ました。
辺りはまだ薄暗い上に眼鏡をかけていないので何も見えない。
それでも何とか身を捩り顔をあげた途端に彼の腕の中にいるのだと漸く理解できた。
1ミリの歪みもない真っ直ぐなフレームに常時縁取られた射抜く様な鋭い黄緑色の瞳も今は瞼の裏に隠れてしまっている。1本の乱れもなくピッチリと綺麗に整えられていた髪も無造作に額に落ち、何もない顔はとても穏やかに見えた。
それなのに…
(眉間に皺が寄ってるわネェ…)
普段よりは浅いとはいえ、しっかりと刻まれているソレにアタシは小さく噴出した。
(もう少し気楽にやればいいのに)
…ンーまぁ、そんなことを言おうものなら誰のせいだと思っているんですかってデスサイズで思いっきり頭を叩かれるんでしょうケド
眠る彼の顔をマジマジと見つめ、アタシはそんなどうでもいいことを考えていた。
(どうしてアタシはここにいるのかしら)
今こうして彼が傍らに眠っているのは夢かもしれない―
静寂に包まれた暗がりは意味もなく不安を煽る。
(ネェ、アタシの・・・どこがスキなの?)
馬鹿げたことばかりが頭をよぎりソレを振り払う為に僅かに頭を振った。
冷たく整った顔に触れたい衝動に駆られたが、その瞬間にこの穏やかな寝顔も背中のぬくもりもなにもかもが消えてしまう気がしてただただその顔をみつめるしかなかった。
どの位の間そうしていたかしら…
ぴくりとも動かなかった眉間の皺が緩み冷たい黄緑が少しだけ姿を見せた。
ぼんやりと焦点の合わない潤んだ瞳に見つめられてもアタシは動くことも声を出すことさえもできなかった。
ただじっと自分と同じ色の瞳を見つめ続ける。
冷たい瞳が力なくゆっくりと閉じられ、開いたと同時に首を傾げ彼の額がアタシの額に合わせられた。
突然のことに体温と心拍数が一気に跳ねあがる。
そんなことはお構いなしに彼は犬や猫がするように額を刷りつけ、吐息が触れる程の距離で、漸く一言だけ、目覚ましは…と掠れた声を漏らした。
鼓動を抑えて、鳴ってないワヨとだけなんとか返すと彼は深く息を吐きゆっくりとその瞳を閉じた。覚醒していないにも関わらず、最良の時間の確認方法を選択できるソツのなさに感心する。
アタシももう少し眠ろうかと瞳を閉じかけた所で不意に周りの空気が動いた。
ゆるく背中を拘束していた腕が腰にまわされ引き寄せられる。
まるで抱き枕を抱えるようにすっぽりと抱きしめられ、素肌がぴったりと隙間なく合わさる。
全身を包む温かさと彼の匂いにクラクラと眩暈がした。
どういう風の吹き回しかと張り裂けそうな心臓を押さえて見上げると眉間に皺のないとても優しい顔がこちらを見つめていた。
幻かしらと目を見開いたけれど、胸元に頭を抱え込まれ、もう少し…という声と共に更にシーツ毎強く抱きしめられた。
頭上で規則正しい寝息が聞こえる。
どうしようもなくなって彼の胸板に頬を当てると同じく規則正しい心音が微かに聞こえてきた。普段はスーツに包まれ、か弱くさえ見える体は実際は綺麗に筋肉がつきしっかりとしている。
温かな胸に頬を当て優しい音を聞いていると気持ちがとても穏やかになってくる。
(ウィルにも一応血が通ってるのネ…)
至極当たり前のことを今さら再確認して笑いがこぼれる。
夜明けまではまだ少し時間がかかりそうだけど先ほどまでの不安や寂しさはすっかり消え去ってしまった。
温かい背中にそっと腕をまわし抱きかえしてみた。
そのまま少しだけ体を伸ばして、頬と頬を刷り寄せ隙間なく胸を合せる。
鼓動とぬくもりが溶け合っていくような心地よさと幸福感にうっとりと瞳を閉じた。
「離さないで…この音が止まってしまう時もそばにいさせて頂戴」
夢から覚めて目を開けた時に、またアナタの隣でこの音を聞けますように―
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21日の朝に、朝起きてお布団の中でまだ寝てるウィルのお顔をジッとみつめるグレルちゃんに禿げました。何もしないでみてるだけ。んで、どんなんかね~ってぼんやりお仕事しながらぽちぽちしてたら で き た !www
どんなに近くにいても埋められないグレルちゃんの寂しさ心細さを本人は全然そんなつもりはないのに勝手に埋めてくれるウィル…とかわけわからんwww
途中から物凄く大好きで超絶リスペクトしてるお歌の影響を受けまくってます…もう本当に大好き。
(高鳴る鼓動が伝えてく 重なる音と流れる想いを
もう離さないと約束しよう いつでも君が寂しくないように )
…こんな感じ。心拍が止まってしまってもずっと一緒にいればいーよーあーもぉー。゚(ノД`゚)ノ゜。 (あ、この人かわいそう…)
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